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2007年02月17日

デストロイ オール ヒューマンズ!


【PS2】デストロイ オール ヒューマンズ! 

このゲームの主人公を、山口勝平氏がやっています。
次の公式サイトが面白いです。
http://destroy.sega.jp/about/index.html

面白いと思ったネタをいくつか挙げてみます。

まず、最初のムービーに、
気をつけないと君の教科書もまっ赤っかにされるぞ!
とあるのですが、これは・・・・
愛国戦隊大日本 ですね。
red01.jpg
http://urubosi82.seesaa.net/article/4285574.html
http://urubosi82.seesaa.net/article/4246412.html

でも時代設定が、1950年代のアメリカということですので、マッカーシー上院議員のレッドパージにもちなんでいるのでしょうね。

同じムービーにあった、聚楽(ジュラク)よ! は素直に笑いました。また、「超ゴキゲン・プレイ映像!」にあった、
とんだ、とんだ、クララがとんだ
も思わず吹いてしまいました。

それからこのサイトに、デストロイ・カルトクイズ というのがあるんですが、これも面白かったです。
http://destroy.sega.jp/quiz/index.html

第4問
最終話に登場する巨大ロボットの名前は?
1.ロボ大統領
2.ソルト1号

宇宙最大のコンピューター そると1号 については、当ブログでも取り上げています。
Urusei09.11b.jpg
http://ranma.seesaa.net/article/18333281.html

第7問
クリプトにPKでぶっ飛ばされたMIB。その時の悲鳴はどれ?
1.ブルーインパルス!
2.バイバイキーン!
3.さらば〜ちきゅうよ〜

ブルーインパルス もお馴染みですね。
uruseiyatsura10.15.jpg
http://ranma.seesaa.net/article/15580887.html

第25問
大御所声優「青野武」演じる農民がクリプトを見かけたときのセリフは?
1.お前日本兵だな!?
2.ザラブ星人だ!
3.スーパーデリシャス遊星ゴールデンスペシャルリザーブゴージャスアフターケアーキッド28号?

うる星やつら 人か鳥か?豪華けんらん正義の味方! 声優:青野武





第49問
MIBがクリプトを撃つときのセリフは?
1.お前とはこれでグッバイだ!・・・で、よっちゃんは?

うる星やつらの博物誌 タイトルの素 哀愁でいと
http://www.geocities.jp/urubosi82/title/01.html

この他にも、スネークマンショーネタや、キャスト紹介ページの、「宇宙人? トラ縞ビキニの?」など面白いネタがまだまだたくさんありましたが、でも、次のはかなりブラックなネタではないかと思います。

第32問
兵隊さんの独り言・・・どれ?
1.俺はビルマに残るよ
2.この前原爆のきのこ雲に向かって行進させられたけど、あれ何の訓練だったんだ?
3.ひとつ!軍人は忠節を尽くすを本文とすべし!

まあ、1番は ビルマの竪琴で、3番は 軍人勅諭 でしょうが、2番は キャッスル作戦のことなのでしょうかね?

ところでこのゲームの主題歌の「馬鹿がUFOでやってくる」は、デストロイ・カルトクイズの第2問にもなっているのですが、「極秘映像」のコーナーで視聴することができます。
http://destroy.sega.jp/movie/index.html
Youtubeにも既にUPされていました。
http://www.youtube.com/watch?v=Vpd0utw0eFY

この曲の出だしの金管楽器の部分は、「ウルトラセブン」のパロディなのですが、曲調自体は、「ウルトラマン」系の「帰ってきたウルトラマン」ですね。更に曲の途中には、「サクラ大戦」 の「檄!帝国華撃団」のパロディもありますね。

ウルトラセブン
http://www.youtube.com/watch?v=08UQejS4TwQ
ウルトラマン
http://www.youtube.com/watch?v=-SqlhwMpa8g
帰ってきたウルトラマン
http://www.youtube.com/watch?v=EL69L4ouo2A

曲名の 馬鹿がUFOでやってくる は、ハナ肇主演の映画、「馬鹿が戦車(タンク)でやってくる」のパロディでしょうね。

松竹 馬鹿が戦車でやってくる 監督・脚本:山田洋次 主演:ハナ肇

しかしこのパロディは、既に「筋肉少女帯」がやっていますね。
曲名は「バカが戦車でやってくる」でした。次のアルバムに入っています。

空手バカボン ナゴムコレクション




このゲームの面白いところは、プレーヤーが、グレイ型の宇宙人になりきって、人間を殺戮しまくるという点だそうですが、僕は、このコンセプトを見て、安部公房完全映画(トータル・スコープ)という小説を思い出しました。

斜陽になりはじめた映画会社が、挽回の切り札として、「トータル・スコープ」というシステムを開発するのですが、それは、観客自身が映画の登場人物となるシステムでした。そしてこの映画用にシナリオが書かれることになります。はじめそのシナリオは、「青年が怪獣ゾガバをやっつける。」というごく当たり前のものだったのですが、しかしそのシナリオに、映画心理学の専門家が異議を唱えます。「怪獣ゾガバこそが主人公にふさわしい」と言うのです。

ほんの一時間ばかりのあいだ、おそるべき無敵の怪獣になって、思いっきりあばれまわってみるのも、現代のような世の中では、よき精神の健康法ではないでしょうか?

こうして、怪獣ゾガバの東京見物という映画が作れらることになります。

デストロイ オール ヒューマンズ! は、この安部公房の小説に似ていますね。ゲームプレーヤーは、宇宙人になりきって、人間を殺しまくるわけですからね。
 暴れまわるのが宇宙人なのは、アメリカでは、オーソン・ウェルズ脚色の「火星人襲来」が最もポピュラーな殺戮者だからでしょうね。
(オーソン・ウェルズは1938年に、H.Gウェルズの「宇宙戦争」をラジオドラマに脚色し、全米をパニックに陥れた。)


宇宙戦争 H.Gウェルズ 1898年


宇宙戦争 監督:バイロン・ハスキン 主演:ジーン・バリー 1953年


宇宙戦争 監督:スティーブン・スピルバーグ 主演:トム・クルーズ 2005年


安部公房の小説は、昭和35年(1960) 5月号の「SFマガジン」で発表されたそうですから、45年以上も前に、このようなゲームの出現を予言していたということになりますね。
posted by ranma at 12:37 | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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