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2007年06月15日

絵の中で幸せに

らんま1/2 17.11 放たれた呪い画 高橋留美子 小学館
ranma17.11c.jpg

幽霊が絵から抜け出し帰って行くというは話しは、色々とあると思いますが、この結末を見て、次のような古典落語が思い浮かびました。

古典落語 抜け雀

 小田原に相模屋吉兵衛という旅籠屋があった。そこへ泊まりこんだ客が、一日中飲み続けて一文も払わない。主人が催促すると、金がないのでその代わりに、そこにあるついたてに絵を描くと言って、雀を五羽描き、「この絵は、買いたいとう者があっても売ってはならない」と言って出て行った。

 翌朝になると、雀がついたてから抜け出して、パタパタ飛び回り、しばらくすると、ついたての中へ戻って行く。これが評判となり、雀を見る客も大勢やって来た。ある日のことお忍びで大久保加賀守がお目見えになり、「この絵を是非買い上げたい」と言われたが、売ってはならぬと約束しているので断ると、「これは千両の値打ちがある。これを描いた者が現れたら城内に知らせよ」と言って帰った。

 こうして評判が評判を呼び、相模屋は大繁盛した。ある日のこと、六十歳くらいの老人が、ついたてを見てこう言った。
「このままではこの雀は死ぬな。羽を休めるところがないので、疲れて死んでしまうぞ」
 老人はこう言うと、絵に籠を描き加えた。すると抜け出した雀は、籠の中に入り羽を休めた。

 それからしばらくして、くだんの絵描きが立派な身なりをしてたずねて来た。そして、ついたてに描き加えられた籠を見ると、
「父上、親不孝をお許し下さい」
 と涙を流した。主人がわけを尋ねると。籠を描き加えてくれたのは、自分の父親だと言う。主人は、あなたは、こんなに立派な絵が描けるのですから、親不孝ということはありますまい。と慰めると。
「いや、ご主人、わたしは親にカゴをかかせてしまった」

註:下げは、「鳥籠」の「カゴ」と、「駕籠かき」の「カゴ」をかけています。昔は、「駕籠かき」という商売は、あまり尊ばれていなかったようです。詳しくは、

うる星やつらの博物誌 町に石油の雨がふる!
古典落語 蜘蛛駕籠
 を参照下さい。
http://www.geocities.jp/urubosi82/txt/01_03.html

そういえば、「町に石油の雨がふる!」のタクシーの運転手と、映画「オンリー・ユー」のバスの運転手は、同じ宇宙人でしたよね。



らんま1/2 の絵描きは、掛け軸に、「乱馬」を描き加えて、幽霊パンダを幸せにしてあげたのですから、古典落語の、鳥籠と同じ役割をしているということになるかもしれません。
posted by ranma at 22:40 | TrackBack(0) | らんま1/2-17巻 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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